競争から共創へはこうやって生まれました
● 競争から共創へはこうやって生まれました
おかげさまで。汚いとおもっていた字が人に喜ばれる筆文字になる個性筆教室の草刈正年です。
競争から共創へ
僕はそんなスローガンをかかげて個性筆教室というものをやっているわけですが。
昔はとにかく競争してましたね~。
あっ。これ僕が中学校の時のリレーに出た時のの写真です(笑)負けてます(笑)
こんな風な学校教育からはじまり。
就職してからも、「同期はライバルだと思え!」「NO1を目指せ!」と教えられ、たぶん同期200人の中で一番にプロジェクトリーダーという役割となり、パニック症になってウツになりました。
『幸せってなんだろう』
『自分らしい生き方ってなんだろう』
そんなことばかりあのころは考えてましたね~。
何かがちがう今の自分を変えたくて僕は会社を辞めて世界一周30ヵ国一人旅という挑戦をしました。
でも。
この旅も最初のころは僕は『競争』というフェーズにいました。
なんでも自分で解決しなくてはいけないと思っていました。
1人でいることが自由で楽しいと思っていました。
なるべく人がいかないところに行っては行ったことを自慢してました。
でも。
なんかさびしかったんです。せっかく自由きままな旅で楽しいはずなのに。。
何かを探してさまようう中、アジアの真ん中のトルコの安宿で僕は人生感が変わる体験をすることなったんです。
その日は宿泊者の誕生日の日でした。
朝からみんなで「夜は誕生日会をしよう!」という話になりました。
「みんなで誕生日の人の食べたいものを作ってあげよう!」という話になり、誕生日の人に聞いてみると・・・。
「カツオのたたきと餃子と味噌汁とごはんが食べたい」
なんと誕生日の人は空気が読めない人でした(笑)
僕が泊まった宿は日本人宿。10人ちょっとの日本人がいましたが、いったってそこはトルコ。
カツオがあるのか!?ぎょうざの皮があるのか!?魚があってもさばけないでしょ!という色々なツッコミがはいりました。
しかし。
奇跡はこの言葉からおきました。
「僕は何もできないけど、餃子をつくることならできるよ」
誰かがいった言葉にある連鎖が起こります。
「あっそれなら僕はなんとか餃子の皮を買ってくる!」
「おっそれなら俺もお前と一緒に買いにいく!」
「じゃー私はトルコ語ができるから一番やっかいなカツオを市場に探しにいく(笑)」
「でもカツオさばける人いる!??」
「・・・実は俺、昔板前やってた!サポートがあればやれると思う!」
「おおおおっ!!!!これはいけるかもね!!!」
「ごはんは宿にあるから、味噌汁はみんなが持ってきたインスタントをかき集めよう!」
「よし!みんなでできることをしてやってみよう!」
そう。『自分ができること』を発言し応援するその時間がこれを作ったんです。
見ずらいかもですが、その日の食卓にはカツオのたたき、餃子、ごはん、味噌汁が並んだんです。
誰もが不可能と思ったことを口にせず、誰もがちょっと自分にできそうなことを発言したら、不可能が可能となったんです。
あの時の体験から僕は違う世界を知ることになりました。
競争せずに共に創ったらできなことはないんだ。
その後の僕の度のスタイルは大きく変わりました。
トルコの子供達がサッカーをしているのをみてサッカーが無性にやりたくなった時、日本人の友達をさそって一緒にトルコの子供達とサッカーをすることができました。
エジプトにいた時、まったく興味がなかったのですが友達に誘われた勢いでスキューバーの資格を取ってしまいました。
今まで見たことない世界に本当に人生感が変わりました。
スウェーデンではフランス人と日本人で一緒に寿司を作りました。ここで作ったフランス人とはフランスに行った時に泊めてもらったりクラブにつれていってもらったり楽しかったです!
インドで会ったエレキギター少年からギターを習い、スペインで再会した時、路上で一緒にギターをやってみようということになりました。
路上詩人よりまえにここで人生初の路上を経験してました(笑)なんと1000円くらいお金をいただいちゃいました。
そして。これまた興味がなかったらスケボーも旅中にあったアメリカ人が楽しそうにやってて、教えてもらって買いました。
カナダでは会った日本人友達と毎日のようにスケボーを楽しんでました。
他にもサーフィンやスキーや釣りや卓球など色々やりました。
全部誰かがいたからできたこと
逆に言えば誰かがいなかったらできなかったこと。共に創る力のすごさを僕は旅で知ったんです。
ここで言いたいのは競争はダメだといいたいんじゃないんです。
僕は自分の人生で競争というフェーズがあったから、今新しい共創というフェーズを知り、たくさんの幸せをもらいました。
必要だから今がある
ということなんです。
筆文字の筆という言葉すらない記事になりましたが。
世界で1つの人に喜ばれる自分だけの味のある字も、必要な今を受け入れながら、想像性と協調性を持って見つけていきましょうね!
最後に。
これは宇宙握手といって、何人とでも握手できる握手です。